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大企業向け人事管理システムおすすめ比較7選!費用・選び方も解説

更新日 2026年05月29日
中堅~大企業におすすめの人事管理システム
人事管理システム(HCM)とは、従業員の基本情報(氏名・住所・雇用形態など)や人事異動・評価・スキル情報を管理できるシステムです。ツールは3つのタイプがあり、利用する企業の規模によって向いているツールは異なります。
本記事では、従業員数300名以上の企業を中堅・大企業と定義。タレントマネジメント機能人事情報の統合管理機能など、中堅~大企業に必要となってくる機能を搭載する人事管理システム(HCM)を紹介します。要件整理から費用感、失敗パターンも合わせて解説するので、稟議を進める前の参考にご覧ください。
こんな方に向けた記事です

中堅〜大企業に向いている人事管理システムのタイプ

人事管理システム(HCM)の3タイプ
人事管理システムには大きく3つのタイプがあります。中堅〜大企業には「タレントマネジメント型」と「統合型HCM」が向いており、自社の課題やフェーズによってどちらを選ぶかが変わります。まずタイプの違いを把握してから、製品選びに入りましょう。
人事管理システム(HCM)とは?導入タイミングやできることを解説
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「タレントマネジメント型」が向いているケース(100名〜)

タレントマネジメント型とは、人材の評価・スキル可視化・配置シミュレーション・目標管理(MBO/OKR)などに特化したタイプです。比較的、従業員数が多い企業で導入されるケースが多く、上場企業でも導入されています。
「人が増えてきたが、誰が何を得意としているかわからない」「評価制度を整備したい」「人的資本の開示に向けてデータを整えたい」といった課題を持つ中堅~大企業に向いています。
こんな課題があればタレントマネジメント型がおすすめ

「統合型HCM」が向いているケース(300名〜)

統合型HCMとは、人事情報管理・ワークフロー・申請業務・評価・タレントマネジメントなどを一つのプラットフォームで提供するタイプです。人事の基幹システムといった表現が分かりやすいかもしれません。
個別のシステムを複数持つことで生じる「ツール間の連携コスト」や「二重入力」を解消したい企業に向いています。大手企業向きというと真っ先に浮かぶのは、このタイプのツールです。
こんな課題があれば統合型HCMがおすすめ
より詳しくそれぞれのツールの特徴を知りたい方は以下の紹介をご一読ください。また、自社に合った人事管理システムを1から提案して欲しい、詳しい要件から絞って紹介して欲しい方は、以下の質問にご回答ください。
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【比較一覧表】中堅・大企業向け人事管理システム

中堅~大企業におすすめの人事管理システム6製品をタイプ、対象規模で一覧比較します。それぞれのより詳しい機能や強みについてはサービス紹介をご覧ください。

製品名

対象規模

主な強み

料金目安

統合型HCMで国内でかなり大きなシェアを持つのは、COMPANYです。最近、人事評価に特化したCYDASなども吸収しており、ひとつひとつの機能が日本で使いやすい形にナイズされているのが特徴です。タレントマネジメント型は、HRBrainやカオナビの利用者が多いです。
編集者からのコメント

中堅・大企業向け人事管理システムおすすめ6選

比較表で厳選した「中堅~大企業におすすめの人事管理システム6製品」について詳しく紹介します。それぞれの特徴と魅力的なポイントをピックアップしています。
中堅~大企業におすすめの人事管理システム

【タレントマネジメント型】中堅・大手企業向け人事管理システム3選

カオナビ

カオナビ

株式会社カオナビ
出典:カオナビ https://www.kaonavi.jp/
参考価格
お問い合わせ
トライアルあり
上場企業導入実績あり

カオナビは顔写真と個人情報を組み合わせた直感的な操作UIが特徴の人事管理システムです。従来の「管理」重視から脱し、「個人の才能を引き出すこと」に特化した設計が差別化ポイントです。ドラッグ&ドロップによる配置シミュレーション・独自の評価シート作成・離職予兆の分析など、経営層や現場マネージャーがデータに基づいた戦略的な人材配置を実現できます。

顔写真×スキル情報で「誰が何をできるか」を一目で把握できる
・配置シミュレーション機能で人事異動の意思決定を効率化
・アンケート・評価シートを自社仕様でカスタマイズ可能

主な機能
  • 組織サーベイ
  • 簡易検索
  • 導入支援・運用支援あり
  • 導入支援・運用支援あり
編集者からのコメント

出典:PRONIアイミツSaaS「人事管理システム(人事システム)のシェア・市場規模は?」

出典:PRONIアイミツSaaS「シェア1位は?市場で人気のタレントマネジメントシステム5選を徹底比較」

HRBrain

HRBrain

株式会社HRBrain
出典:HRBrain https://www.hrbrain.jp/
参考価格
お問い合わせ
トライアルあり
IT導入補助金対象
上場企業導入実績あり

HRBrainは人事評価とタレントマネジメントを軸とした人事管理システムで、累計導入社数2,500社超。目標管理(MBO・OKR)と評価結果を従業員のスキルデータと紐づけて蓄積できる点が最大の特徴です。2023年に義務化された人的資本情報の開示に必要なレポート生成にも対応しており、上場企業や上場を目指す企業にも適しています。

・人的資本情報の開示レポートを自動生成する機能を搭載
・MBO・OKR・コンピテンシー評価など複数の評価体系に対応
組織図・離職分析・スキルデータを一元管理するダッシュボード

主な機能
  • 簡易検索
  • 導入支援・運用支援あり
  • 電話サポートあり
  • 電話サポートあり
タレントパレット

タレントパレット

株式会社プラスアルファ・コンサルティング
出典:タレントパレット https://www.talent-palette.com/
参考価格
お問い合わせ
トライアルあり
IT導入補助金対象
上場企業導入実績あり

タレントパレットは、人材データの収集・分析・活用を一貫して支援するタレントマネジメントシステムです。スキル管理・適性検査・評価・目標管理・研修管理など人材育成に関わる機能を網羅しており、蓄積したデータを経営判断に活かす「戦略人事」の実現を支援します。人的資本開示の対応レポートも出力でき、上場企業からの導入実績も豊富です。

・スキル・評価・研修・適性データを統合し、人材の全体像を可視化
配置シミュレーション・後継者計画に対応
人的資本開示レポートの出力機能を標準搭載

主な機能
  • 組織サーベイ
  • 導入支援・運用支援あり
  • 簡易検索
  • 導入支援・運用支援あり

【統合型HCM】中堅・大手企業向け人事管理システム3選

COMPANY

COMPANY

株式会社Works Human Intelligence
出典:COMPANY https://www.works-hi.co.jp/products/hcm
参考価格
お問い合わせ
上場企業導入実績あり

COMPANYは多くの大手企業が導入しているとされる人事・給与・勤怠を統合した人事基幹システムです。最大の特徴は「ノーカスタマイズ」のコンセプトで、大手企業に必要な機能を標準機能として最初から備えています。数万人規模の従業員情報や頻繁な組織変更、多様な雇用形態を一つのシステムで一元管理でき、自治体・金融機関・製造業など、セキュリティ要件が厳しい業種での導入実績も豊富です。

・国内大企業・自治体・金融機関での豊富な導入実績
・「ノーカスタマイズ」で標準機能のまま複雑な人事制度に対応
人事異動履歴・発令業務・キャリア開発支援まで大規模組織の要求に対応

主な機能
  • 電話サポートあり
  • 簡易検索
  • ICカード打刻
  • 導入支援・運用支援あり
編集者からのコメント

出典:PRONIアイミツSaaS「人事管理システム(人事システム)のシェア・市場規模は?」

POSITIVE on CLOUDiS

POSITIVE on CLOUDiS

株式会社電通国際情報サービス
出典:POSITIVE on CLOUDiS https://www.isid.co.jp/positive/
参考価格
お問い合わせ
上場企業導入実績あり

POSITIVE on CLOUDiSは、大規模組織の人事・給与・就業管理を統合するエンタープライズ向けHCMです。国内大企業への豊富な導入実績をベースに、複雑な人事制度や多様な雇用形態、グループ会社をまたいだ組織管理に対応しています。CLOUDiSプラットフォーム上で稼働するSaaS型のため、オンプレミスの課題であった保守・バージョンアップの負担を大幅に削減できます。

・人事・給与・就業管理を一つのプラットフォームで統合
複雑な人事制度・多様な雇用形態・グループ会社管理に対応
SaaS型でありながら大企業レベルの機能カバレッジを実現

主な機能
  • メールサポートあり
  • クラウド(SaaS)
  • オンプレミス(パッケージ)
  • オンプレミス(パッケージ)
リシテア/人事給与管理

リシテア/人事給与管理

株式会社日立ソリューションズ
出典:リシテア/人事給与管理 https://lysithea.jp/
参考価格
お問い合わせ
上場企業導入実績あり

リシテアは、大規模組織への長期にわたる導入実績をベースに、複雑な人事制度とグループ経営における統合管理に強みを持つシステムです。従業員のライフサイクル(採用・異動・昇進・退職)に合わせた情報管理を徹底し、過去から将来までの異動情報の予約・履歴管理(先付け処理)を確実に行えます。

・グループ会社をまたいだ人材情報の統合管理向き
異動情報の「予約・先付け処理」で将来の発令を事前に登録できる
・日立グループの信頼性に基づく高いセキュリティ水準

主な機能
  • 電話サポートあり
  • メールサポートあり
  • クラウド(SaaS)
  • 閲覧・編集の権限設定
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中堅〜大企業が人事管理システムを選ぶ8つのポイント

大企業向けのシステム選定は、稟議・要件定義・ベンダー選定・契約・導入と複数のフェーズを経るため、最初の要件整理が非常に重要です。以下の8項目を確認のうえ、製品選びを進めましょう。

タレントマネジメント型か統合型HCMか

「評価制度・スキル管理の強化」が主目的であればタレントマネジメント型、「人事・給与・勤怠の統合一元管理」が主目的であれば統合型HCMがおすすめです。300名前後の成長フェーズであれば前者から入り、組織が大きくなるにつれて後者へ移行するケースも多くあります。製品を絞り込む前に、まずこの方向性を社内で合意しておくことが重要です。

人的資本開示・タレントマネジメントへの対応

配置シミュレーションや後継者計画、目標管理(MBO/OKR)などが必要な場合は、対応機能の有無と充実度を必ず確認します。また、2023年に義務化された人的資本情報の開示に対応したレポート生成機能を持つかも、上場企業や上場準備企業では重要な選定軸になっています。

多拠点・グループ会社への対応

複数の事業所・海外拠点・グループ会社を持つ企業では、拠点ごとに異なる雇用形態や就業規則にも対応できるか、グループ会社間で人材情報を共有・統合できるかを確認しましょう。大規模組織ほど「各拠点でバラバラに管理している情報を後から統合する」作業は膨大なコストになるため、導入前の確認が必須です。

既存システムとのAPI連携

大企業では給与計算・勤怠管理・ERP・採用管理など複数のシステムがすでに稼働しています。これらとのAPI連携可否は、商談の最初期に確認すべき最優先事項です。連携できない場合、二重入力や転記ミスが常態化し、システム導入の効果が半減します。連携要件は提案依頼書に明記してベンダーへの回答を求めましょう。

セキュリティ要件への対応

ISMS(ISO/IEC 27001)やプライバシーマークの取得状況、データの暗号化・IPアドレス制限・監査ログの有無を確認します。金融機関・上場企業・官公庁など、外部クラウドへの接続に制限がある組織では、オンプレミス型や閉域ネットワーク対応の可否も確認が必要です。

同規模・同業種への導入実績

機能仕様だけでなく、「近い規模・業種での稼働実績があるか」を確認することで、導入後のギャップリスクを大きく減らせます。実績のある業種・規模帯ではベンダーのノウハウが蓄積されており、要件定義や導入支援の質が変わります。商談時に事例紹介を求め、可能であれば導入済み企業への参照訪問も検討しましょう。

サポート体制とSLA

大規模導入では、初期設定代行・データ移行支援・専任担当者の有無が成否を左右します。また、SLAと障害発生時の対応フロー・復旧目標時間(RTO)も事前に確認しておくことが重要です。「導入後のサポートが手薄で困った」という声は大企業の導入失敗事例に頻出します。

長期的な保守コスト

カスタマイズ範囲が広がるほど、法改正対応・バージョンアップのたびにベンダーへの追加費用が発生します。月額費用だけでなく3年間の総コストで比較し、「ノーカスタマイズ運用」を基本方針として交渉することを推奨します。カスタマイズが本当に必要かどうかは、標準機能の運用を試してから判断するのが現実的です。

中堅〜大企業での導入費用・スケジュール感

中堅・大企業向けの人事管理システムは、規模や機能によって費用が大きく異なります。予算組みや稟議のために、費用感とスケジュールの目安を把握しておきましょう。なお、企業単位の契約が多いため、1名あたりの従量課金ではなく1企業単位で費用を算出しています。

タイプ

初期費用

月額費用

導入期間

導入スケジュールの目安

人事管理システムの導入期間はタイプと規模によって大きく異なります。およその期間と必要なことを以下にまとめました。ベンダーによって対応は変わるため、参考程度にご覧ください。

タレントマネジメント型の導入スケジュール(目安:1〜3ヵ月)

フェーズ

期間の目安

主な作業内容

スケジュール上のポイント

統合型HCMの導入スケジュール(目安:3〜12ヵ月)

フェーズ

期間の目安

主な作業内容

スケジュール上のポイント
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大企業が陥りやすい導入失敗パターン3選

中堅~大企業で人事管理システムを導入する際に陥りやすい失敗パターンを3つご紹介します。参照して、失敗しないよう努めましょう。
大企業が陥りやすい導入失敗3パターン

①要件定義が甘く、導入後に「足りない」「合わない」が判明する

「とりあえず導入してみたら、自社の評価制度に対応していなかった」というケースは非常に多く見られます。要件定義の段階で、現行業務の棚卸しを徹底し、人事部門だけでなく現場マネージャーや情報システム部門も交えて要件をすり合わせることが重要です。ベンダーに対しては提案依頼書を作成し、対応可否を文書で確認しましょう。

②現場への定着に失敗し、システムが形骸化する

大企業で多く見られる失敗が「管理者はシステムを使っているが、現場が使わず形骸化してしまった」というケースです。管理者向けの研修だけでなく、一般従業員向けのマニュアル整備・説明会・ヘルプデスクの設置など、現場定着のための施策をプロジェクト計画に組み込んでおくことが成功のカギです。

③ベンダー依存が深まり、運用コストが増大する

カスタマイズ範囲が広がるほど、法改正対応やバージョンアップのたびにベンダーへの追加費用が発生します。導入時は「ノーカスタマイズ運用」を基本方針とし、どうしても必要なカスタマイズのみに限定することで、長期的な保守コストを抑えることができます。

まとめ:状況別おすすめアクション

中堅・大企業向け人事管理システムは、規模・課題・優先事項によって最適な選択肢が異なります。

あなたの状況

おすすめの行動

参考製品

まずは自社の課題と予算感を整理し、2〜3社のトライアルを並行して試してみることをおすすめします。SmartHRやマネーフォワードクラウド人事管理など中小~大企業で幅広く使われる製品との比較や、製品の詳細情報については以下の比較記事をご参照ください。
人事管理システム(HCM)おすすめ比較10選【人事DX最強ナビが厳選】
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著者
人事DX最強ナビ編集部
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